パーマのかかる仕組み

BLOG: サロンブログ

2019.03.07: その他 | 美容師は教える

パーマのかかる仕組みってなにか不思議な感じしませんか。

1度パーマがかかると髪を濡らしてもカールやウェーブが無くならない。私は初めてそれを知った時にビックリして何でそんな事になるのか不思議でしょうがありませんでした。

何でストレートだった髪に曲がったうねりが付くのか不思議ではありませんか。

それではパーマのかかる仕組みをこれからお話しします。

それには、まず髪の構造について説明します。髪の構造はお寿司の海苔巻きをイメージしてみてください。海苔巻きの海苔の部分がキューティクル、その中のご飯の部分がアミノ酸で出来ています。かんぴょうや具の部分に当たるものをメデュラと言います。

主にパーマ剤を反応させるには海苔巻きでいうアミノ酸部分に働きかけます。髪のアミノ酸部分は通常ではタンパク質となりある程度の強度を維持しています。いわゆる固まった状態です。そこにパーマ液を付けタンパク質を柔軟な状況にします。その状態でロッドに髪を巻き付けパーマ剤の2液で柔軟になったタンパク質を固めてゆきます。

そうする事で髪の内部のタンパク質が曲がった形状を作り髪全体がうねったりカール状になります。この状態がパーマがかかった状態です。

しかしパーマをかけた当日は髪の内部のタンパク質はまだまだしっかり固まった状況では無いのでその感にシャンプーする事っパーマがダレたり髪が傷んでしまう原因になってしまいます。ですからタンパク質がしっかりする迄の約48時間2日間はシャンプーを避けるようにして頂く事が綺麗なパーマを維持する為に必要な事になってきます。

縮毛矯正やデジタルパーマも基本的には同じ仕組みでストレートになったりウェーブの形成をしてゆきます。

この仕組みをしっかりとイメージして理解する事がパーマの維持やダメージケアに役立てる事が出来るようになるキッカケに繋がるでしょう。

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