カラーリング経験者のほとんどの方が、きれいな髪色に染めたけれど「髪がパサついた」「色が長持ちしない」などを感じたことがあるのではないでしょうか??
きれいな髪色を長持ちさせるためには、カラーリングの前後に施術や髪の状態にあわせたケアが大切なのです!!
そこで、髪色を長持ちさせるためのヘアケアのポイントをご紹介しますね。
カラー前のケア
髪の毛の既染部(過去に染めている部分)やダメージがある髪にカラーリングする際は、薬剤によるダメージを和らげるため、事前に全処理のトリートメントがおすすめです。
実は、カラーリング前のケアこそが髪のダメージや色持ちを長くするコツで、染める前にトリートメントの栄養成分を取り込んでおくことで、薬剤によってハリやコシが失われにくくなり、また色むらが出にくくなるのです!!
ただ、カラー前に使用するトリートメントにシリコンなどのコーティング剤が入っていると、薬剤が浸透しにくくなり色むらの原因になります。ノンシリコンなどのコーティング剤が入っていないものを選ぶようにしましょう。
また、ワックスやクリームなどのスタイリング剤が多めにつけているときは軽くシャンプーをして落としての施術になります。
この時に、頭皮をゴシゴシ擦ったり、洗いすぎると頭皮を傷めたり皮脂を取りすぎて薬剤での刺激や炎症の原因になったりすることがありますので、毛先の汚れを落とす程度のシャンプーで大丈夫です。
カラー後のケア
カラーリング後の髪の毛は、キューティクルがはがれやすく、栄養成分や水分が抜け出しやすい状態です。
染めたあとは、保湿効果が高く髪のタンパク質を補えるトリートメントでしっかりケアしましょう。
染めたては染料の定着が不安定で、頭皮も薬剤でデリケートな状態なので、洗浄力が高いシャンプーは避けて低刺激(アミノ酸系)シャンプーで優しく洗うようにしましょう。
長持ちさせるケア
カラーリング後から約1週間は特に色が抜けやすい状態ですので、この期間の集中ケアはとても大事です。
髪のダメージや色落ちの原因となるアルカリ剤が髪に残っていることもありますので、できるだけアミノ酸系シャンプーなど酸性に近いシャンプーで洗いましょう。
また、熱いお湯で洗うとキューティクルがはがれて色が流れてしまいやすいため、38度くらいのぬるま湯で洗うことがおすすめです。さらに髪の乾燥もダメージや色落ちの原因になります。
ドライヤーで乾かす際は、髪から10センチくらい離して8割くらいを目安に乾かすようにし、残りは自然乾燥に任せ、乾かしすぎないようにしましょう。
乾かす前にヘアオイルなどの洗い流さないトリートメントをつけておくと、髪を熱から守り、水分の蒸発を防ぎます。
紫外線による髪の日焼けも色落ちを促進しますので、お出かけ前にはヘアオイルやクリームなどをつけて、紫外線から髪を保護するケアも大切です